愛すべき悪ノリな人たちの日常をちょっとご紹介。
ご当人たちの名誉のため、本文中は仮称にて記述しております。これがフィクションか、ホントの話かは貴方の想像次第。
なりすまし事件
リアルの上司・部下関係らしい上司Pと部下L。
普段、仕事中に放置とかをしている場面では、お互いの端末の見張りなどもしているようだ。
そんなある日、どうやら、上司Pの端末の見張りをしていたらしい部下Lが、何を思ったのか、「PL子でーす」と上司Pのキャラで悪ノリを開始。
普段、自分のキャラでもそんなに喋らないのに、急に饒舌になった部下Lのなりすましに血盟チャットはザワザワ。
そこへ、悪ノリ大王(自称・平和の象徴)盟主Oが、「Lさん、ワルチャいこう」と悪魔の一言。
マンマと調子にのった部下Lは、ワルチャでも「PL子でーす!」「プリビーム!」「みんな、イチコロね!」という壊れキャラを熱演。
普段は姐御肌で丁寧な物腰の上司Pの突然のキャラ崩壊に、ワルチャもざわめきはじめる。
「後で滅茶滅茶怒られるよー」とみんなが思っていたはずだが、「面白い>正しい」という血盟内の鉄の掟により、誰も止める者はいなかった。
数日して、血盟内のVCに、全く反省になっていない、なんなら全ての罪を盟主Oになすりつける、TikTok謝罪動画がアップされたが、その後、部下Lの消息を知る者はいなかった…
フェチズム
盟主Oが敬語を使う数少ない相手であるK先生。
血盟内の重鎮であるが、そんな彼にも、唯一弱点があった。それは「左利きの女性が好き」というちょっとアレな性癖である。
ある日、暇だったのか何なのか盟主Oが突然、K先生のマッチメイキングを始める…ワルチャで、左利きの女性を募集したのである。
突然の、アレな性癖の暴露に、血盟はざわめき、動揺を隠せない。
しかしその後、あろうことか、そのワルチャ募集に、左利きの女性が応えて現れるという急展開。
しかも、その人は、血盟内のPP氏とエリダンでやりあっている相手であった。ここへ来て、まさかの愛憎三角関係に発展。
その後、K先生の元には件の女性からフレンド申請が届き、いよいよ、事態は泥沼化の方向へ。
そして、まさかの性癖に対して、ワルチャでは、「ちょっと分かるかも」とかいう人が出始め、もはや取り返しのつかない事態に。
事態を引き起こした盟主Oは、なぜか満足気であった…
エリダン放置のあり方
エリダン放置の際の被った被らないは、敵対関係が多いこのゲームではイザコザの原因になりやすいのは皆さんよく存知の通り。
いつの頃からか、激混みでどーしよーもないエリダンでない限り、「遠距離」での放置は嫌われ、絡まれないためには「周辺」での放置が望ましいことが暗黙の了解に。
ある日、血盟チャットでの何気ない一言からその事案は始まった。
「あー、MSさん、やられるかも。エリアチャットで、『元からいたか?』って言われてる」
どうやら、同じエリダンで放置している血盟員MSが、他の血盟の人の狩場に被せてしまったようである。
間も無くして流れるキルログ。
被った被らないの判断は、時として微妙な時もあり、混んでいる時なぞは、どっちが悪いとも一概に言えない時も多い。そんな時に、一方的に放置狩りにあうのは、決して快いものではない。
少し、MSさんに対して同情的な雰囲気が血盟チャットで流れる中、彼にとって幸運だったのは、優しい上司Pがインしていたこと。
「いちおう、MSに連絡しとくわ」
その連絡の間、実際、どうだったのか、血盟内で確認が進む。うちは、いちおう、「ヘイトは他鯖に」がモットーの血盟ではあるが、キッカケあれば平気で燃える人が出てくるアブナイ血盟でもあるので、慎重に。
しばらくして、優しい上司Pが再び血盟チャットに。
上司P「連絡とれたわ。………MS、無制限放置にしてたって」
「!?」
「wwwwww」
「笑うわ www」
「そりゃMSさんが悪いw」
「それも100対0で悪いw」
上司P「これからも無制限放置で頑張りますって言うてる」
「なんでそこ頑張るwww」
「漢やな」
なんにせよ、その後、MSさんに同情する声は無かったとさ。